片目のジョニー

原作:デイモン・ラニアン

ストーリー

one-eye.png一匹狼のギャングであるルドルフは殺人の容疑で指名手配され、その首には賞金がかけられていた。ルドルフは自分を検事に売り渡した昔の仲間を、ひょんなことから撃ち殺してしまったのだ。そしてその現場で、彼は殺した相手の仲間であるバッツィに逆に撃たれ、腹部に重傷を負ったまま、古ぼけた空き家に隠れていた。この空き家はバッツィの自宅の近所にある家だった。自分の命がもう長くないことを悟ったルドルフが、なんとかバッツィに一発お見舞いしてやろうとやってきたのだったが、力尽きてしまい、空き家に転がり込んで休んでいたのだ。苦しそうに薄暗い部屋の中でうめくルドルフ。そこへ何者かがそっと空き家の中、それもルドルフが隠れている部屋に入ってくる気配がするのだった。力をふりしぼってルドルフは銃を構える。ところが、その銃の先に現れたのは、やせ細った一匹の猫だった。そしてその猫もまた、ルドルフと同様、傷ついていて片方の目が潰れてしまっていた。その孤独で哀れな姿を見たルドルフは、猫にジョニーと名付けるのだった・・・

解説

runyon.jpg『片目のジョニー』は1941年に作家デイモン・ラニアンが発表した短編小説「片目のジャニー」を舞台脚本化したものです。1950年にはパット・オブライエン主演で映画化もされており、翌年には日本でも「片眼のジョニー」のタイトルで公開されました。この映画版では物語に登場する動物が猫から何故か犬に変更されていましたが、今回の舞台では原作に忠実に猫にしてあります。孤独なギャングが、その人生の最期に巡ってきた〝出会い〟によって劇的に変化していく・・・正にラニアンの真骨頂とも言える心温まる物語です。

登場人物

ルドルフ
ブロードウェイを縄張りにするギャングの一人

エルジー
空き家の近所に住む少女

オニール刑事
エルジーの隣家に住む警察官

医者
警察官と行動を共にしている医者

刑事A
オニール刑事の同僚

ペットショップの店員
獣医の資格を持つ店員

バッツィ
気の短い暴れ者。射撃の達人

新聞売りの少年
街頭に立ち、新聞を売る少年

警ら中の警官

市民A・B

悪人A・B・C


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